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月刊『センチュリー』取材日記

バランス感覚

『国際ジャーナル』で取材させていただく経営者の皆さんは、起業した分野で実績を築いてこられた方が多いのです。そのためか、独立後はプロの技術者や営業マンというこれまでの立場と、経営者という意識とのバランスを取るのに苦労されているケースが多いように感じます。中には、経営者を目指し、経営者となるべく職業を選んだ方もおられますが。

職人として譲れない部分があると言われる方、経営という視点で、プロとしての経験や技量を生かされる方など、独立後のスタンスはそれぞれですが、一様に言えるのは、ともすれば相反する立場のバランスを図ろうとされている点でしょうか。技術者として存分に働くためには経営状況が良くなければならない。だから、ギリギリまでプロとしての譲歩をせず、目先の利益に振り回されるのではなく、中長期的な視点で信頼を勝ち得る仕事を目指すという方向性に、共通点があるようにも感じます。また、中には経営感覚に優れたパートナーを探し、その方とのコンビネーションでより良い形を追求される場合もあり、経営者も十人十色だと思うことも少なくありません。
by nlwriter | 2010-03-05 10:09
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